みぞグミBLOG

描いた漫画/読んだものについての感想/日記を置いています。

〔日記〕調整日

0時ごろ就寝、7時過ぎ起床。
身体のだるさを感じるのに目が覚めてしまう。8時間寝たいのに。
仕方なく起き上がり、だらだらとプチトマトなどを食べる。プチトマトは食べるのが楽だしさわやかな口あたりでおいしいし栄養もあっていいな。

やっぱりだるいので結局2時間くらいお昼寝をした。
いやな夢を見た気がするけれど、寝起きはわりとすっきり。
ここ最近は漫画が描ける喜びでぶっとばしてしまっていたから、休みたかったのかもしれない。
漫画を読んだり甘いものを食べたりたっぷりストレッチをしたりしているうちにエネルギーが溜まってきたので、ずいぶんゆっくりペースだけれどそろそろ活動を開始する。

 

先日、待ちに待っていた永田正実先生の新刊を読んだことをきっかけに久しぶりに恋愛カタログを読み返していたのだが、それが昨夜全部読み終わってしまった。
永田先生の、丁寧に扱うところとドライに扱うところの塩梅が好きだ。
私だったらこのエピソードはそんなにさらっと済ませられない…と思うところも非常にあっさりと描いてしまっていて(例えば高田くんのファーストキスのエピソードを聞いた時の実果ちゃんの反応とか)、こういうところがかっこいいと思う。
あと、実果ちゃんにも高田くんにも他の人から想いを寄せられてしまい困るというエピソードがあるけれど、そういう時に「困る!」とか「自分にその気はない!」とビシッと自分の意志を示すことが相手に気持ちを諦めてもらうことへとつながっていなくて、高田くんは実果ちゃん、実果ちゃんは高田くんがいいんだ、っていうことが相手に伝わる描写によって相手が想いを諦めるに至っているのが印象的で、これに気づいた時はすごく感動した。つまりそういうことなんだ!!って感じ。

笹錦さんの外見コンプレックスのエピソードは、今読んだ方が一層胸にくるものがあった。
恋愛カタログをリアルタイムで読んでいた頃(といっても私は完結してから読み始めたのだけど)の私は外見コンプレックス真っ只中という感じで、人の話が耳に入らなかったのだろうな。
笹錦さんと似たようなことに傷つき怯えていたのに、そしてそれに対する色んなことがこんなに苦しくない形で丁寧に優しく描かれていたというのに、私はそれをちゃんと受け取れていなかった。

当時は高田くんの魅力がさっぱり分かっていなかったけれど、こんなに等身大で素敵な男の子だったんだなぁと今更分かった。
すごく実果ちゃんとお似合いだし、実果ちゃんという女の子が好きになる男の子としてこんなにしっくりくる人はいないだろう、という感じで「見事だ…」と唸った。

今回の新刊『笹錦さんと30歳の悩める仲間たち』ではユウちゃんと山根くんは同じ方向に帰宅するような生活ではないのかな?と思わされる描写が少しあったけれど、今どんな関係なんだろう。
恋人同士だけれどそれぞれ生活の場は違っていてフランクな関係を築いている、というのもそれっぽいし、もう恋人関係ではないけれど実果ちゃんや高田くんを中心としてみんなで集まる時には普通に集まり楽しく過ごすことのできる関係性に変化している、というのでもなんだか頷ける感じ。

それにしても、永田先生が再び漫画を描いてくれているのが心からうれしい。
新刊もめちゃくちゃよくて、特に夏木さんのエピソードでは大号泣した。
長く読んでいるとこんなふうに人が変わっていく様子を見せてもらうことができるんだ。長く描いてくださって本当にありがとうございます、と思った。


これからも永田先生の新作が読めるんだ……!!キャッホーイ!

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