みぞグミBLOG

描いた漫画/読んだものについての感想/日記を置いています。

帰宅への強い欲望

一週間にわたる用事が今日終わった。
それも予定より40分早めに終了したため、私はうれしくて建物を飛び出し、早足で駅に向かう。

帰る帰る帰る。

てくてくてくてく。

帰る帰る帰る。

そのまま、帰りに気分転換に寄ろうかなと思っていたてづくりジェラート屋さんの前も早足で通り過ぎる。

帰る帰る帰る。

…。

早歩きして着いた駅で電車を待ちながら、
「やっぱりジェラート食べて帰ればよかったかも」
とポツと思った。

昼間用事に向かっている時は、帰りにジェラート屋さんに寄って帰ることを楽しみにしてたのに。
それを楽しみに、用事の最終日をがんばるぞーって思ってたのにな。
本当は今ごろ、ジェラート屋さんの店内であたたかいカフェラテをおともにジェラートサンドを食べて、
「1週間がんばったなぁ」
なんてまったりしていたのかもしれないのに。

…もったいない。

私は予定より早く終わった用事に大喜びし、「はやくはやく一刻も早く帰って食事を済ませ、1週間ろくに描けなかった漫画を思いっきり描くんだはやくはやく一刻も早く家に」という気持ちにあっという間に支配されてしまっていた。

なんだか、駅に着いてはたと立ち止まった今、ジェラート屋さんで一息ついていけばよかったなぁという気持ちだ。
1週間がんばったー!という気持ちをしみじみと味わい、一方で1週間抑圧していた漫画へのフラストレーションをほぐして出して、トントンときれいに並べ、描くことに対する気持ちを丁寧に整えて帰宅した方が、なんだかよかった気がするなぁ。

私は、こうやって帰宅への強い欲望に支配されやすい。
帰宅への強い欲望によって、他の感情や計画が全部ザーッとうしろへ追いやられてしまうのだ。

原因は、何かのために何かを抑圧した反動?
あと、そういう時期って自分の時間をあまり持てないものだから、自分の時間が欲しいよ~~~というフラストレーションもたまってるのかな。
私は自分の時間がめちゃくちゃにたくさん欲しいから。

今日は、帰宅への欲望に支配され、望むものとちょっと違う選択をしてしまった気がする。

もう少しうまく時間を使うことを覚え、自分の残体力を信頼することができたら、ここまで帰宅の欲望に憑りつかれ、自己のコントロールを失うこともなくなる気がする。
今は自分の体力への不安が強くあって、それが行動のためらいや制御につながってしまってるんだよなぁ。
体力の残っているうちに帰宅し切らなくてはという焦りがあるんだ。

やっぱり何はともあれ体力だ!
来年はしっかり運動して基礎体力を上げ、ジェラート屋さんでの時間も満喫するぞ。




ちなみに、美味しいジェラート屋さん↓

Abbot Kinney -Artisan Gelato-独創的なアルチザン・ジェラートの新業態「Abbot Kinney」を8月8日(水)渋谷区幡ヶ谷にオープン!abbot-kinney-gelato.jp