みぞグミBLOG

描いた漫画/読んだものについての感想/日記を置いています。

消しちゃった7/16の絵日記のこと

絵日記を描き始めて22日が経った。


そのあいだ、なんと一日も抜かすことなく毎日描いている。
毎日夜に描くため、脳の疲労がたまっていたり眠たかったりして、描く(書く)作業がつらいときもあるけれど、精神的なつらさを感じずに今日まで続けられているのはいいことだと思う。
誰にも頼まれていないのにやらないとなんだか気持ち悪さを感じ、いまや日課のようになっている。
だいじなことがなかなか習慣化できない自分にとって、22日間もひとつのことを続けられていることに驚く。
続けられる秘訣は何ですか?と自分に教えてもらいたい。

そんなふうに毎日続いている絵日記ですが、7/16の絵日記に関しては現在削除済みになっている。


この絵日記を投稿したあとに自分の書いた日記の文章を振り返って、なんだか胸がざわざわした。


これがその絵日記です。

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私はながく体調不良の日々が続いていて、同じように体調の優れない人のエッセイやブログを読んで励まされてきた。
「自分だけじゃないのか」「私もがんばろう」「私とこの人は全然違う状況だけど、それぞれに違う大変な状況というのがあるよな」などと、色んな方向から気持ちを支えてもらった。


うれしいことに、今の私の体調はどちらかというと安定してきている。
だから、何の気なしに整体の先生とのやりとりを絵日記に書いた。
しかし、体調不良で苦しんでいた頃の自分がこの文章を読んだら、「今あなたは健康だからこんなことが言えるんだ」と悲しい気持ちになるだろうと感じた。
だって体調の悪い時の私は「大きな病気をすることなく健康に長生きする自分」を永遠に失ったと思って毎日不安な日々を過ごしていたから。

もちろん整体の先生の見立てた私の身体の状態にどれほど信憑性があるのかなんて誰にも確かめようがないし、私も必ずそうなるとは思っていない。
でも、健康に最大の不安を抱えていた状況から少し抜けた私だからこんな内容の日記をヘラヘラ綴れるのだと思った。


私は、苦しかったことやつらかったことをいとも簡単に忘れてしまう、と思った。
もちろん、そんな記憶がずっと鮮明だったら生きるのがつらいのでそれでいいのだけれど、苦しい人やつらい人の存在は忘れたくないと思った。


それは、苦しくてつらかった自分の存在と同様に。
この絵日記は、それを忘れている人間の文章だった。


全ての人を傷つけない文章なんて書けっこないけど、少なくとも数か月前の自分が傷つくことには気づいたので、消すことにしました。


私しか気にしないことかもしれないけど、このブログを書くことも含めて、やらないと自分が気持ち悪くて気が済まなかったです。
なので今は満足です。


はあ。失敗してしまいました。
これからも、ちゃんと気づいていきたい。