みぞグミBLOG

描いた漫画/読んだものについての感想/日記を置いています。

〔読書BLOG〕まじめだけど、したいんです!6

『まじめだけど、したいんです!』6 著/嘉村朗

honto.jp

 

今日は、『まじめだけど、したいんです!』の最新刊発売日!
歯医者さんの帰りに本屋さんに寄り、購入してきました。

 

私は電子雑誌でも連載を追っているため、先に描き下ろしの巻末漫画だけ読もう~と本を開いたのですが、気づけば椅子に座って全ページを熟読していました。

 

なんだか、しみじみとすごくよい話ばかりです。
特に34話と35話は読んでいて涙が滲みました。

 

この作品はお友だちでもある嘉村さんの作品ですが、「友だちの作品だから好き」などということは全くなくて、色眼鏡無しに本当にすごくいい作品だなぁと改めて思いました。


でもきっと、私がこの作品を手に取れているのは嘉村さんが私のお友だちだからかもしれないな、とも思います。
私は電子書籍をほとんど読まないので、電子雑誌の作品は、たとえ本屋さんで書籍として販売されていても見落としてしまうかもしれないし、「高校の優等生カップルの恋のお話だよ」と言われると「うーん。私のためのお話じゃないかもな…?」と思って素通りしてしまった可能性があります。

 

これは確かに、高校の優等生カップル佳織ちゃんと海成くんの物語です。
私には優等生だった経験も、高校生の頃にふたりのようにまっすぐ相手を想い合うような恋愛をした経験もありません。
でも、ふたりを通して見るこの作品の世界には、私の知っている気持ちがたくさん散らばっているんです。

設定こそ「高校生の恋愛もの」かもしれないけれど、この作品にはすごく普遍的なことが描かれていて、きっと誰が読んでも心に染み入る部分があるように思います。
私のように、「高校生の恋愛ものってピンと来ないなぁ」と思って読んでいない人がいたら、ぜひ読んでほしいよ~!って思います。

 

カバーの折り返し部分のこの言葉もすごく大好きでした。

こういう思いが嘉村さんの作品にはいつも反映されていて、それゆえに「好き」にまつわるたくさんの感情に翻弄されながらもがんばる登場人物の姿にはいつもエネルギーをもらえるんです。

私は、5巻発売時にも申し上げましたが、海成くんのお友だちの黒髪の子が大好きなので、ぜひ見てほし~。(6巻になった今でも名前を知ることができていないけれど…!)
6巻で、彼がお弁当を食べている姿が特に可愛いです。